季刊　びーぐる 詩の海へ　第９号

特集　詩人の遺言／死と詩人

論考

　　　　透谷詩「露のいのち」について　　　　　平岡 敏夫　４

死の凹みを生きた詩人たち　　　　　四元 康祐　７

気がついたらいなかったではないか　　　　　北川 朱実　１０

唯物論的な「死者」の表現法について　　　　　吉田 義昭　１３

　　詩人たちへのメール・アンケート「死と詩」　１６

廿楽順治／蜂飼耳／阿毛久芳／佐々木幹郎／舟山逸子／小島きみ子／たかとう匡子／山本博道／

三角みづ紀／ぱくきょんみ／田野倉康一／高橋秀明／金原瑞人／池田康／和合亮一／岩切正一郎／

俵万智／瀬崎祐／田中庸介／倉田比羽子／苗村吉昭／高階杞一／岬多可子／岩佐なを／久谷雉／細見和之／

阿部日奈子／季村敏夫／岡島弘子／神尾和寿／笹野裕子／眞神博／伊藤比呂美／鈴村和成／山田兼士／

安川奈緒／吉村和明／松下育男／嵯峨恵子／栩木伸明／四方田犬彦／佐藤弓生

　　座談会　死と詩をめぐって　３７

　　　　ジェフリー・アングルス／田 原／高橋睦郎／山田兼士

作品 空色の街を歩く　　　　　長田 弘　５０

｢Agend'Ars｣から　　　　　管 啓次郎　５２

待合室　　　　　髙木 敏次　５４

デイスタンス　　　　　大西 隆志　５６

蟲と朔太郎　　　　　山田 兼士　５８

出陣考　　　　　安部壽子　６０

すべての牛にさいわいあれ　　　　　河野 聡子　６２

岸辺――スコットランドで　　　　　佐々木 幹郎　６６

死んだ田中　　　　　細見 和之　６９

連載　海外詩紹介（７）ヴェロニカ・ディンティニャーナ　訳・解説　四元康祐　７０

高階杞一を読む（６）　夜にいっぱいやってくる――なにが？　山田兼士　７５

細見和之／山田兼士の対論・この詩集を読め（９）辺見庸『生首』　７９

　　　森雅之「よそみの時間」（４）「うた」　８６

小池昌代「シ・カラ・エ・カラ・シ」（９）「ひよこ」　８８

四元康祐／高階杞一のフォトポエム（９）「朝の食事」　９０

ＰＩＷ通信８　　四元康祐　９８

共詩　５　　　　　いのち　　　　　高階 杞一／松下 育男　９２

書評　　　髙木敏次詩集『傍らの男』生来のカフカ／細見和之　９９

貞久秀紀詩集『明示と暗示』言葉のイコノロジーにむけて／高谷和幸　１００

安部壽子詩集『古典の時間』坂を上り下りして橋を渡る／神尾和寿　１０１

山田兼士『谷川俊太郎の詩学』多面的な運動態としての詩的コスモス／北川 透　１０２

八重洋一郎詩集『白い声』八重洋一郎詩集『白い声』時の裂け目を見続ける眼差し／苗村吉昭　１０４

時評　　　■詩集時評１　ツイッターからはじまる／山田兼士　１０５

　　　　　■詩誌時評１　回遊魚、海へ／犬飼愛生　１０９　

　　　　　■詩論時評１　百年の時間のなかの詩論／細見和之　１１３

　　　　　■短歌時評１　ジェスチャーゲーム／真中朋久　１１６

投稿作品　 ●掲載者　　　　草野理恵子／荒井隆明／中村梨々／音樂めぐみ／大野直子／鶏間樫／ 丸亀たまき／道上健介／竹島浩一／森本ゆふ　 　　　　１２０

選考評　　 ●いまとても好きなものは詩になるのか／杉本真維子１２５●三年目に入って／四元 康祐１２６

　バックナンバー目次　１２７　執筆者プロフィール　１２８

編集後記　１２９　投稿規定　裏表紙