季刊 びーぐる 詩の海へ 第８号
特集 若い詩人たちにたずねる詩の現在
論考
新しい世代と言語意識の変容 一色 真理 ４
ジェネレーションＸの詩人 近藤弘文 須永 紀子 ８
未来詩人の爽快な野望について 平居 謙 １１
怯まない言葉 福間 健二 １５
書き下ろし新作＆往復メールインタビュー
見ているものを見るにたらしめるは。 清水あすか［聞き手・細見和之］ １９
指先の窓 文月 悠光［聞き手・山田兼士］ ２４
若い詩人たちへのアンケート／私にとっての詩の現在 ２８
犬飼愛生／岸田将幸／最果タヒ／chori／手塚敦史／中尾太一
中村純／松本秀文／村野美優／安川奈緒／りす／りょう城
アンケート／私が期待する〈若い詩人〉 ３７
倉田良成／倉橋健一／佐相憲一／高階杞一／細見和之／八重洋一郎／四元康祐
作品 大叔父の家の思ひ出 入沢 康夫 ４２
蜉蝣日記 阿部 日奈子 ４４
サギ やまもと あつこ ４６
天使がいた夜 大岡 亜紀 ４８
山桜 宇津木 愛子 ５０
式神狩り 田野倉 康一 ５２
ばらばらの家 田中 武 ５４
虎のまだらめくおもてへの 野村 喜和夫 ５６
雨の仕事 細見 和之 ６０
連載 細見和之／山田兼士の対論・この詩集を読め（８）四元康祐『言語ジャック』 ６１
小池昌代のシ・カラ・エ・カラ・シ（８）「よろこび」６８
四元康祐／高階杞一のフォトポエム（８）「ミュンヘン・ブリーナー通り 午後三時十分」 ７０
森雅之の「よそみの時間」（３）「箱の中の外国」 ７２
高階杞一を読む５ インテルメッツォ『春 ’ing』 山田兼士 ７４
海外詩紹介６ ｢不可能｣の文字を辞書から消そう！ 栩木伸明 ８２
共詩 ３ ひょうたん島はどこへ行く 高階 杞一／松下 育男 ７８
特別寄稿 二股をかけることについて 田 原 ８９
田原さんへのスピーチ Ｈ氏賞の詩人へ 藤井貞和 ９１
書評 金時鐘『失くした季節――金時鐘四時詩集』ディアスポラと自然／細見和之 ９３
神尾和寿詩集『地上のメニュー』日々の営みというメニュー／高階杞一 ９４
小池昌代詩集『コルカタ』詩の根源への捨て身の旅／山下 泉 ９５
北川透詩集『わがブーメラン乱気線』雄弁と寡黙のあいだ／山田兼士 ９６
青山雨子詩集『暇な喫茶店』アルディのように孤独／細見和之 ９７
細見和之『永山則夫』私たちは「永山則夫」を克服し得たのか／八木幹夫 ９８
時評 ■詩集時評８ 〈知〉と〈情〉と〈意〉／神尾和寿 ９９
■詩誌時評８ 詩の骨格、詩の時空／細見和之 １０３
■詩論時評８ 有機体の上に無機的現象を見る／阿毛久芳 １０７
■短歌時評８ 大体短歌日誌／佐藤弓生 １１０
■俳句時評８ 現代詩手帖６月号特集【短詩型の行方】第三回芝不器男俳句新人賞決定／堀本吟 １１４
投稿作品 ●掲載者 諏訪友亮／森本ゆふ／鶏間樫／榊原裕子／豊たわし／青山雨子／草野理恵子／須賀章雅 １１８
作品評 ●独創性と必然性／高階 杞一１２３●現実（アクチュアリティ）を捻じ曲げて、現実（リアリティ）の内奥へ／四元 康祐１２４
バックナンバー目次 １２５ 執筆者プロフィール １２７
編集後記 １２８ 投稿規定 １２９