季刊 びーぐる 詩の海へ 第７号
特集 面白クテ為ニナル 詩の書き方・実践篇
論考
詩篇「デジャヴュ街道」メイキング 野村喜和夫 ４
｢うつす」を書く 廿楽順治 ８
〈夢〉からさめて 久谷 雉 １２
書けない、と思った 蜂飼 耳 １５
｢詩の書き方」アンケート １６
岩佐なを／鈴木漠／貞久秀紀／嵯峨恵子／萩原健次郎／
新井豊美／三角みづ紀／三井葉子／杉山平一
近代詩人に学ぶ「詩の書き方」
萩原朔太郎に学ぶ散文詩の書き方 山田兼士 ２４
宮沢賢治に学ぶ詩の書き方 クロニクルとしての『春と修羅』 細見和之 ２６
（冥界の）中原中也氏に訊く「詩の書き方」 （聞き手・四元康祐）２８
三好達治氏に訊く「詩の書き方」 あはれ花びらながれ 高階杞一 ３０
ロングインタビュー／岡井隆 詩の心と体を語る 聞き手 山田兼士＋山下 泉
作品 土方巽 と 鬼神のこと 白石 かずこ ５４
龍田の川の──私の小倉百首から 倉田 良成 ５６
谷間の話 吉井 淑 ５８
ロバ 山村 由紀 ６０
朝めし 池田 順子 ６２
棘と影と風 和合 亮一 ６４
JR東西線尼崎駅の手前 細見 和之 ６８
連載 対論・この詩集を読め（第七回）岸田将幸『〈孤絶‐角〉』細見和之／山田兼士 ６９
小池昌代 シ・カラ・エ・カラ・シ（７）「詩と主題」７６
四元康祐／高階杞一のフォトポエム（７）「重い夜」 ７８
森雅之「よそみの時間」（２）「ナゾ」 ８０
高階杞一を読む（第四回）『早く家へ帰りたい』を読む――亡き子をしのぶ詩 山田兼士 ８６
ＰＩＷ通信７ 田中庸介＋ジェフリー・アングルズ／共同的批評行為としての翻訳 四元康祐 ９２
共詩 サカナの泳ぐ日 高階 杞一／松下 育男 ８２
書評 まど・みちお『のぼりくだりの…』一〇〇歳おめでとうございます／はたちよしこ ９３
篠原憲二詩集『沖の音』透徹した視線がまぶしい／細見和之 ９４
宇宿一成詩集『固い薔薇』正直な詩人／犬飼愛生 ９５
細見和之『「戦後」の思想 カントからハーバーマスへ』悲劇の土壌からの豊穣な収穫／阿部日奈子 ９６
小池昌代『転生回遊女』平田俊子『スロープ』二つの詩小説―転生と流謫／山田兼士 ９７
伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』母娘三代で持ち出した宝物／豊田和司 ９９
時評 ■詩集時評７ 言葉の量と質／神尾和寿 １００
■詩誌時評７ 詩と音楽、虎の尾を踏む／細見和之 １０４
■詩論時評７ 〈他者〉〈他界〉への通路／阿毛久芳 １０８
■短歌時評７ 大体短歌日誌／佐藤弓生 １１１
■俳句時評７ 言葉のうまれる現場／堀本吟 １１５
投稿作品 ●掲載者 疋田龍乃介／森本ゆふ／竹島浩一／大野直子／草野理恵子／島野律子／丸亀たまき １１９
作品評 ●夢の深みにどこまで真昼の言葉を射しこませうるか／四元康祐 １２３ ●非日常への入り口／高階杞一 １２４
バックナンバー目次 １２５ 執筆者プロフィール １２７
編集後記 １２８ 投稿規定 １２９