季刊 びーぐる 詩の海へ 第14号
今号の表詩 Dijon, France 四元康祐
マスタードがカタツムリに頭突きして
ここはディジョンか北軽か、恋は世紀のたな晒し
二人の甘美な永遠も人差し指が測っていたのさclick!click!
暗箱の中にたなびけ悔いの雲
特集 人と自然を愛した詩人 今こそ、岸田衿子
追悼詩 なぜ 問いばかり 谷川俊太郎 ６
インタビュー 谷川俊太郎さんに聞く 岸田衿子さんのこと（聞き手・高階杞一） ８
論考 岸田衿子の仕事
喜びを分かつ詩 高橋順子 １９
風を追いかけて 小池昌代 ２１
エッセイ 母のこと 岸田未知 ２６
エッセイ 岸田衿子の人と作品 ２８
高畑勲／山口洋子／中川李枝子／片山健／片山令子／スズキコージ／岡田芳保／田中和雄／
大藤敏行／米田佐代子／水内喜久雄／曽根ヨシ／笹野裕子／小森昭宏／嵯峨恵子
岸田衿子 作品抄 ５１
衿子さんの風景スケッチ 古矢一穂 ５６
岸田衿子 思い出のアルバム ５８
年譜 ４ 著作一覧 ５５
作品 悲歌 子魂遊び 高貝弘也 ６０
見舞う 広瀬 弓 ６２
断想 江夏名枝 ６４
悲しみと笑い 細見和之 ６５
うたのなか 四元康祐 ６６
母と兄もしも明日が晴れならば 山田兼士 ６８
公開座談会 生きることと書くこと 福間健二／細見和之／山田兼士 ６９
連載 ＰＩＷ通信１１ 杉山平一特集／四元康祐 ７９
細見和之／山田兼士の対論・この詩集を読め（１４）杉山平一『希望』 ８０
小池昌代「シ・カラ・エ・カラ・シ」（１４）「素描」 ８８
四元康祐／高階杞一のフォトポエム（１４）「カーニバル」 ９０
森雅之「よそみの時間」（９）「宇宙の心配」 ９２
石垣島通信 ４ 八重 洋一郎 ９４
書評 一海槙詩集『正夢』物語の富をうばう方法について／山田兼士 ９５
大野直子詩集『化け野』激しい情念の解放をへて／細見和之 ９６
藤井貞和詩集『うた』短歌型詩群集という方法／山下 泉 ９７
時評 ■詩集時評６ 収穫の秋、だろうか／山田兼士 ９８
■詩誌時評２ 右の眼で表を見て 左の眼で裏を見る／北川朱実 １０４
■詩論時評６ 詩を読む往路と復路／細見和之 １０８
■短歌時評６ 読みにゆく／真中朋久 １１１
■俳句時評３ ｢俳コレ｣に見る同時代の流れ／北大路翼 １１５
選考評 ●詩の土、「黙殺の声」／杉本真維子 １２６●圧倒的な無音に言葉の根を下ろす／四元康祐 １２７
編集後記 １２８
投稿規定 裏表紙